こんにちは、白ウサギです。
前回の記事でアリスから質問がありましたので(⇒アリスの保険事情②)、お答えします。
生きることによるリスク
アリスの言う、生きることによるリスクはたくさんありますよね。
それは事実でしょう。
しかしそんなリスクを考えれば考えるほど、人生はつまらなくなると思います。
リスクを挙げれば数えきれないくらい出てきます。
でもそのリスクを全部カバーするために保険を掛けたら、一体毎月いくら払うことになるのでしょう。
とんでもなく裕福な人なら払うことが可能かもしれません。
では裕福な人はリスクに対する保険を全て掛けているかといえば、そうではありません。
どちらかといえばあまり掛けていない印象です。
保険をかけなくても、リスクをカバーするだけのお金を既に持っているからです。
リスクをカバーするだけのお金がない人は保険で備えることになるのでしょうが、お金にゆとりがなければ保険には入れません。
少ない掛け金で加入できるものに共済がありますが、厳密には保険の下のランクの少額短期保険と呼ばれ、少ない掛け金に応じた少ない補償になっています。
これでリスクを賄えるかといえばそうではないというのが私の考えではありますが、アリスのようにどうしていいか分からないと言う声をよく聞きます。
お金は一人ひとり保有している量が違うので、その人に合ったバランスで保険を組み立て、一言で言うと『納得』するしかありません。
無い物ねだりで、お金が無いけど補償はたくさん欲しいと言うのは無理な話です。
そんなに補償が欲しいなら払えるお金を用意しなさい。
お金が無い無いと言う暇があるのなら、どうしたらお金を手に入れられるのかを考えなさい。
金融リテラシーとは何か
金融リテラシーとは単純にお金に関することの知識や理解力の事を表すものだけど、私はそれに加えて金融というものを見る力や、正しく考えるということも付け加えなければいけないと思っています。
アリスは金融リテラシーを高めたいのですよね?
高めたいのなら、今の自分に何の知識が足りないのかを知るべきです。
あとは今あなたが見ている世界の当たり前のことに、疑問を向けるべきです。
平均寿命などのデータは確かに存在しますが、あなたのデータではありません。
あなたをその平均値に当てはめることが間違いです。
一般論を自分に当てはめることをしている限り、解決は見当たりません。
あなたはあなたなのです。
保険は出口が大切です
あなたは保険に入ったら、保険金が必ず出ると思っているでしょう。
しかし、保険メーカーは保険金を払えば払うほど経営が厳しくなるということに目を向けたことがありますか?
ある保険メーカーのコールセンターには、保険金を極力支払わないようにするためのトークマニュアルがあります。
そして、本来支払わなくてはいけない保険金からどれだけ保険金を削減できたかを数値化し、削減出来たオペレーターにはボーナスを支給しています。
みんなが知る会社の裏話ですがね。
保険はあくまでも保険なのです。
そこに頼らず、生きるリスクはあれど、生きる楽しみに目を向けて過ごしていく方が幸せではないでしょうか。
残された家族に多くのお金を残すことも大切ですが、残された家族がそれぞれどう生きるかはその家族次第です。
例えば、残された子どもに多くのお金を残さない方が、子どもは厳しい生活環境を抜け出すために小さい頃から頭を使い金融リテラシーを自ら高め、大人になったら会社を起こし成功するケース等も多数見受けられます。
逆に、親が残した保険金をギャンブルに使い、一瞬で溶かしてしまった人もいます。
何が正解かなど分かりません。
やはり『納得』のラインを自分で作り、そこに達したらあとは前だけ向いて、周りの人に左右されず全力で最高な人生を生きることを貫くことが大切でしょう。
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