こんにちは、アリスです。
つい最近、報道の自由にもランキングがあるということを知りました。
今回は報道という側面から日本を見てみます。
世界報道自由度ランキングと日本のランキング
世界報道自由度ランキングとは、国境なき記者団が年1回発表している報道自由度の指標です。
2021年発表では日本は180国中67位でした。
2020年よりはランクが下がりましたね。
引き続き、報道の自由度に関しては顕著な問題があるという結果でした。
ランキング上位はノルウェー、フィンランド等の北欧が名を連ねています。
韓国42位、アメリカ44位、中国177位、北朝鮮が179位という順位です。
では、日本はこれまでも報道の自由度が低かったのでしょうか。
国境なき記者団のHPでは、2002年まで遡ってデータを見る事ができます。
(https://jfjn.jp/category/国境なき記者団%EF%BC%8Freporters-without-borders/)
2009年、10年では11位、17位。
2013年の発表から50位に急落。
そのままずるずると下がっている状態で、2021年の結果になっているようです。
日本に住んでいて私は特に情報に関して不自由さを感じたことはなかったので、この結果には驚いています。
むしろ自由度は高いものだと思っていました。
ただ、思い返してみれば芸能スキャンダルや大きな事件、ここ最近だとコロナのニュースに時間を割かれていて国会で何を話しているのか、どういった法案が審議されているのか、そういったニュースがかなり少ない時期もあるのは事実だと思います。
このランキングが下がった前後に日本ではどういった出来事があったのでしょうか。
2011年3月東日本大震災、福島第一原発事故。
2012年12月安倍政権へ。
2013年特定秘密保護法が成立。
報道の自由について、必ずしも政治と密接に関係しているわけではないと思うのですが、私は何かしら関係している可能性はあると考えています。
また、ランキングが改善されていない点から考察すると、むしろ政治的圧力は強くなっているのではないかと思います。
そういえば、つい最近も広告大手の電通と政治の関係がニュースになっていましたね。
マスコミと政治の間では、大きなお金がうごめいていそうですね。
スポンサーとの関係
特に、日本の場合はスポンサーとの兼ね合いも十分に考えられます。
番組を作るにはお金が必要です。
そのお金はテレビ局が出しているのではなく、主にスポンサーです。
番組制作側としてはお金を出してもらわないと困りますよね。
その為、スポンサーに有利な情報を出そうとします。
そして、スポンサーに不利な情報はなるべく報道しないようになりますよね。
情報は自分から取りにいく
このランキングを見ると、私たちは自分から情報を得ようとする事だけでなく、手に入れ方も意識する必要がありますね。
テレビや新聞だけでは不安です。
今はネット社会、翻訳機能も使えるので時には海外発信のニュースも活用していくのがいいのではないでしょうか。
そして、自分の掴んだ情報が本当なのかガセなのかを見極める目を養う事も必要になりますね。
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