アリスが歴史を勉強しようとしているんですね。
それはとてもいいことです。
でも、勉強の仕方がわからないんですね。
アリスだけでなく多くの人達が勉強の仕方が分からないと言いますよね。
では、私が思う勉強の仕方をお伝えしますね。
少し回り道をするけど、結論は最後にしっかりお伝えするので、そこまで読んでくださいね。
歴史は戦略の結果が記されたもの
まず、成功者というのは“戦略家”でもありますよね。
経営者にしてもそう。
その一つの例として、将棋が強い人が多いです。
将棋というのは、戦国時代の戦いを小さな将棋盤の上に表し、相手の王を獲得した方が勝ちというゲームです。
しかしこれがまた難しいんです。
相手の攻撃を交わしつつも攻めないと王を取ることは出来ません。
自身の軍をどう動かすべきかを考え抜かなければなりません。
考える力というものが必要なわけです。
歴史においても同じ。
その時代に生きていた者達の戦略の結果が記されています。
以前もお話ししましたが、歴史は勝者が作り上げます。
ということは歴史というものは、勝者の戦略が記録されているものです。
歴史を暗記物だと考えていると学びはゼロです。
例えば、関ヶ原の戦いでどちらが勝ったかを暗記するのは簡単です。
でも、なぜ片方は勝利することが出来たのかを考えていくと、これはとても深い戦略が隠されていることに気付けます。
戦いが始まる前から関ヶ原では心理戦、引き抜き、寝返り、両者の戦略家同士の攻防が繰り広げられていたことに辿り着きます。
学ぶことで、何故勝ったのかという原因を知ることが出来ます。
そういった学びを繰り返しているうちに、いつしか自身も戦略家に成長しています。
人より戦略に長けるということは、成功に近づいているということ。
なぜそうなったのか、なぜ、なぜ、なぜ。
疑問を持つことが出来ると学ぶきっかけが生まれます。
まずは疑問をもつことからです。
そして、その疑問を深掘りしてみると様々な背景が浮かんできます。
頭の中に当時の光景が浮かんでくるかのように。
結果だけを暗記していては光景は浮かびません。
だからその暗記は記憶にはなりません。
歴史を学ぶことで経験していないことをも脳にインプットすることが出来、ここから先の経験に活かすことが出来るようになるでしょう。
まずは疑問を持つことからですね。
何でもかんでも疑問を持つことから始めるのではありませんよ。
最初は、自分が興味のあるところを考えて、そこから一つの物事に疑問を持つというところから始めてみるといいです。
歴史を、ただの暗記のものとするか、それとも、過去の戦略家達の思考を想像し、いかに自身の成長に繋げていくか。
同じ一時間の歴史の授業を受けるにしても、どちらの道を選ぶかによって将来は大きく変わると思います。
その瞬間の小さな二択かもしれませんが、それが後に大きな差を生むことは多々あるということですね。
どうかな?
また何か聞きたいことがあれば遠慮なく呼んでくださいね。
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