こんにちは、白ウサギです。
アリス、前回の話からさらに踏み込んできましたね。
好奇心が先行し始めましたね?
良い傾向です。
好奇心は成長するために欠かせない要素ですからね。
証券会社の稼ぎ方
さて、本題に入ります。
まずアリスが大きく勘違いしている点があるからそこからズバリ話していきます。
まず、“証券会社は手数料で稼いでいる”という考えが実は間違いなんです。
前回話したディーリングデスク方式というのは、お客さんの預け入れている証拠金が証券会社の利益の根幹なんです。
お客さんの注文を“呑んでいる”訳だから為替市場にお金は流れていません。
お客さんがトレードの画面上で負けたのならばその負けた額が全て証券会社の利益になります。
アリスが言ったみたいに今は証券会社は手数料の下げ合いで、中には手数料無料の会社もあります。
手数料で商売してる証券会社が手数料無料てどうやって運営するのでしょう?
お店が原価で商品提供していたら倒産しますよね。
しかし今の日本人の極めて低い金融リテラシーだと、どうやって証券会社が商売してるのかなんて疑問は浮かばず、「え、手数料無料!?ラッキー!ここで口座開設しちゃお」ってなってしまっています。
手数料無料にした証券会社の経営者は、そんなお客さんを見て、馬鹿にしながら笑っています。
「本当に鴨だなあ、ぞろぞろと鴨が葱を背負って来たぞ、自分が食われることになるなど何一つ疑っていない。」と思っているでしょう。
滑りも、約定拒否も、システムダウンも、全てはお客さんを負けさせる為に仕組まれたものなんです。
本来は健全な運営の仕方である手数料ビジネスよりも、お客さんの証拠金を全部まき上げたほうが遥かに儲けは大きくなるからです。
そしてこれも大事なポイントなんですが、日本人は学ぶ習慣がないので、FXが日本で広まり始めた頃から、FXでどう勝てるかを本気で学んで考えて取り組む人が少なかったから、すぐに証拠金を溶かして市場から退場する人が多すぎました。
退場する人が多すぎると証券会社は手数料が稼げなくなります。
だからディーリングデスク方式にしてコントロールしながら勝つ旨味なども味あわせる事で感覚を鈍らせ、そしてまたコントロールして負けさせていき、最後には証拠金をまき上げる流れを作り上げていったのです。
ノンディーリングデスクからディーリングデスクに方向転換した経緯があったのです。
国の認可というのは、国が平定を保てるものに対し認可がおりてると考えたほうがいいですね。
国民はお金を献上するかわりに世界一の平和を提供してくれています。
そして国とは何か、国とは人です。
人が統治しているんです。
では、日本を統治しているのは誰でしょうか。
そんなことへもまた目を向けていく必要がありそうですね。
機関投資家や大口投資家の場合
機関投資家や大口投資家がコントロールされているのかということに対する回答ですが、答えはコントロールされていません。
コントロールされないノンディーリングデスクでトレードをしているからです。
こんな話を聞くと、じゃあみんなもノンディーリングデスクでトレードしたいと思うようになりますよね。
でも残念ながら学ばない一般の人間にノンディーリングデスクへの扉は用意されていません。
ブロイラーに大草原で暮らす道を養鶏場の経営者は用意していないでしょう?
そこまであからさまなものではありませんが、当たらずとも遠からずって感じです。
もしアリスがFXで勝つために本当に学んで挑戦し続けていくと決断するのであればその時は私に言いなさい。
ノンディーリングデスクの道は用意してあげますから。
為替市場という大海原で存分に力を試すのはとても楽しいですよ。
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