残クレとフルローンの年利の違い

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車の賢い購入方法

〜ディーラーが残クレ払いをお勧めする理由〜


毎日暑い日が続いておりますね。
朝から気温は30度超え。朝起きて空気の入れ替えでもしようと窓を開けるとあぁやっぱり開けるのはよそうと静かに窓を閉める、そんな日々が続いています、どうもアリスですこんにちは。

コロナは変異株の登場でなかなか落ち着かず、そうは言っても世間の緊張感も緩み街中は意外と活気づいています。
一番に規律を体現すべき日本政府でさえも東京五輪を開催したし、バッハ会長の銀ブラも報道されましたよね。
これじゃあ能天気と言われても仕方がないでしょう。

さて、世間は夏休み真っ只中。SNSでは幼稚園、小学校のお母さんたちの心の叫びが。「毎日どうやって過ごそう」「夏休みツラ」そりゃあ子供が家にいるだけでご飯は作らなきゃいけないし、どうやって毎日過ごすか考えるのは大変ですよね。
お金をかけずに涼しく楽しく過ごせる方法はないものか。


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そうだ、ディーラー行こう

先日、車の買い替えを検討するためにディーラーに行きました。…と言うのはちょっとした言い訳で、ぶっちゃけ買い替えなんて考えていませんでした。
そうです、ディーラーって、破壊的に涼しいですよね…それにジュースも飲み放題だったり雑誌も置いてあるしキッズスペースもあるし…最高の時間つぶしじゃないですか。

試乗って良いね

んでまあ乗ってみたい車の説明は聞きまして、試乗もさせていただきまして、買い替えの予定はないのに、車業界のトレンドとか、他社で検討してる車種とかそれっぽく雑談して、やっぱり新車ってえぇなぁ〜
と余韻に浸っていたら営業のお兄さんがすかさず持ってきました見積書。

試乗のために事前予約していたので、お兄さんも事前準備ばっちり。
「仕事できる営業マンです!」というアピールなのか、オプションも、今乗ってる車の買い取り価格もばっちり反映されたお見積書を提示されましたよ。

「実は暇つぶしに来ました」なんて絶対に言えません。

そうですよね、あなたがたも商売ですものね、これを売ったらボーナス上がるんですよね、さてお手並み拝見いたしましょう…!

残クレとフルローンの違い

「左の見積書はフルローンで組んだ場合の月々のお支払額。右は残クレ設定の場合のお支払金額となります。」


ふむふむ、見積書の1番下にお支払いプランが記載され、フルローン版と残クレ版の支払いシミュレーションが。
金利は、フルローン版で4.1%、残クレ版だと2.9%となっています。
金利が1%以上違うって、車のように高い買い物だと見過ごせません。

残クレとは?
残クレ払いとは、車両本体価格から、数年後の中古車としての価値(残価)を差し引いた額でローンを組むことです。
ローンの支払い最終回前に車をどうするか以下の3つから決めることができるそうですよ。
・残価分を支払って車を買い取る
・車を返却する
・車を下取りに出して新しい車に乗り換える


つまり将来中古車として売るであろう時の車体価格を購入価格から差し引いて、残額をローンで支払うという払い方です。

残クレ払いの方が金利も低いし、月々の負担額も少ないということで推されているわけですが、なぜ残クレ払いの方が金利が低いのでしょうか?

残クレ払いの方が営業的に有利

営業のお兄さんいわく、残クレ払いの良いところは、将来の買い替え時期が把握できる点だそうです。

いつ買い替えるかわかっていたら、その頃になったら営業をかけられるわけです。


車の選び方は人それぞれですが、同じメーカー内で車種を乗り換える方も多数。そういうスタイルの方には買い替え時期にアプローチすると実際に成約率が高いそうです。

営業のお兄さん、今目の前の車だけでなく将来の販売の事まで考えているんですねぇ。数年に一度しか買わないものだからこそ、売る側も長期的な営業プロセスを考えているんですね。


値段の差に気づいて思考を巡らせると色々な気づきがあるなと思った瞬間でした。

半導体不足で納車が5カ月先


余談ですが昨年から半導体不足が自動車業界に深刻な影響を与えているようです。


今新車を購入しても、生産が追いつかず年内に納車できるかどうかとのこと。
あまりにも新車が手に入りにくいため、最近のトレンドであるSUVは中古車の方が新車より値段が高いんだとか…

ヴィンテージ車でもないのに中古車の方が値段が高いなんて、とんでもない歪みがマーケットに生じているんですね…

どうして半導体不足?

車と半導体は関連が薄いように感じますが、ナビや各種センサーに半導体はなくてはならない存在。

コロナ禍により、在宅勤務、在宅医療、在宅教育、リモート製造、バーチャル(仮想現実)を活用したエンターテインメント、デジタル政府などデジタル・トランスフォーメーション(DX=デジタル技術を活用した変革)が一気に進みました。


パソコンやスマホなどの需要が上がったことに加え、2020年に米国による中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)に対する制裁が本格化したことで、供給が追いつかなくなったようです。


参考記事:週間エコノミストオンライン

旧いビジネスと新しいビジネスの生まれ変わりは日々起こっています。
その歪みを察知し、チャンスを逃さず行動するよう虎視眈々と準備を進めておきたいものですね!

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