フルグラを徹底解剖。フルグラはダイエット食品と言えるのか!?

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こんにちは、アリスです。

みなさんは朝食に、何を食べていますか?
ご飯と納豆?サンドイッチ?昨日の残り物?菓子パンや総菜パン?

バランスの摂れた朝ご飯を準備したいけれど、朝はバタバタしますよね。

さっと食べるのにもってこいなのがカルビーのフルグラ。

これ、とっても便利ですよね。常温で保存可能で、牛乳をかけて食べるだけだから、朝食の準備がほぼ不要です。

味付けが甘いから牛乳嫌いなお子さんも気にせず飲んでくれます。

ドライフルーツやナッツも入っていて栄養価も十分ですし、言うことなし!!!

・・・でも、本当にそうでしょうか?ある日、ふと気になったのです。

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フルグラって甘くて食べやすいけど、毎日食べて本当に大丈夫?

そこで、やってみました、栄養成分表の比較!食品に記載されているコレ。

熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物及び食塩相当量の基本5項目は、

食品表示基準第8条で、この順番に表示することが定められています。(出典:東京都福祉保健局)

比較したのは、栄養成分がきちんと表示されているこの食品たちです。

各商品、単位重さあたりの質量で表示されています。

(例えば、食パンは1枚あたりに含まれる栄養成分、フルグラは50gあたりの栄養成分)。

各食品の栄養成分表示を割合になおしたのがコチラ。

含有成分すべてを100としたとき、5項目はどれくらいの比率になってるの?ってことです。

これだけ見ると、フルーツグラノーラって、スナックスティック(菓子パン)と大して変わらない成分構成に見えます。

森永のコーンフレークや食パンと比べると、脂質の割合が多いですよね。

じゃあ体に良くないの?というとそういうわけではありません。

 

厚生労働省は「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」で次のように示しています。

20代の女性(活動量:普通)が1日で摂取すべき目標値は、

エネルギー:2000kcal

たんぱく質:65~100g(20%エネルギー)
脂質:7%エネルギー
炭水化物:50~65%エネルギー
食塩相当量:設定なし

つまり、脂質の摂取は、1日の総エネルギーの7%程度にしておきましょうね、ということです。

フルグラのカロリーをコントロールする食べ方

フルグラは、菓子パンと同じくらいの脂質が含まれています。

では、どうやって食べればその影響を少なくできるでしょうか?

それは、昼食・夕食で食事を調節して過剰摂取にならないようにする、ということです。

厚生労働省は、1食あたりの目標でなく1日あたりの目安を提示していますから、

昼食や夕食、おやつで脂質・糖質を抑えてあげれば、健康に支障はありませんよ。

 

ただ、脂質には次のような特徴があります。

・炭水化物よりも貯蔵できるエネルギー量が大きい。
(炭水化物が1gあたり4.1kcalに対し、脂質は9.3kcal!倍ですね。)

・脂質全体には、必須栄養素としての働きはない。が、脂質の一部を構成する脂肪酸のうち、多価不飽和脂肪酸(n─ 6系脂肪酸 及び n─3系脂肪酸)は必須栄養素である。

どういうことかというと・・・

黄色で示した青魚由来のDHA、EPA、亜麻仁油のαリノレン酸は体内で作れないから摂取する方が良い。

でもその他は、自分の体の中の余ったエネルギーから作ることができるから、わざわざ摂取しなくてもいいよ。」

ってこと。

フルグラに含まれている脂質は、敢えて摂取しなくてもいい脂質です。

でも、ここにあるように、

5項目以外のビタミンやミネラルも含まれていることは、フルグラを食べるメリットと言えるかもしれませんね(カルビーHP)。

(ビタミンやミネラルは任意表示のため、食品により記載があったりなかったり、です。表記がなくても、含有されている可能性もあります。)

 

栄養成分は掘り下げるととても面白く、ダイエットの参考にもなります。が、マニアックな話になるのでまたの機会にしますね。

 

最後におまけを一つ。

「美味しいものは脂肪と糖でできている」

どこかのCMでこんなキャッチフレーズがありましたね。

現代の日本人は食料過剰の時代に生きています。美味しいものを食べすぎて、カロリー抑制をしなくちゃいけないなんて、発展途上国の人々を除けば、動物としてありえない状況です。

そもそも、摂取せずとも自己生成できる脂質をなぜ私たち人間は「美味しい」と感じるのでしょうか。

生命維持に必要ない栄養素ならば「美味しい」と感じる仕組みを持つ必要はない気がするのです。

糖質・脂質を嫌う人種もいた?

これはあくまでアリスの仮説ですが、大昔は糖質・脂質を「美味しい」と感じない人類も存在したのではないでしょうか。

カロリーの少ない野菜や水ばかり好き好む人種もいた。

だけど氷河期を迎え、脂肪を蓄えることが十分にできなかったその人種は絶滅し、糖質・脂質を美味しいと思える人種だけが生き残り、今日の人類となった。

ダーウィンが主張した自然選択のモデルですね。

ダーウィンの進化論についてもまたの機会に掘ってみましょう。

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