こんにちは、白ウサギです。
初心者の投資家や資産運用を始めている方へ、心構えや考え方についてお伝えします。
耳が痛くなる厳しいことを言いますので、心して読んでくださいね。
「初心者」ということ
投資を始める方はたくさんいます。
理由は皆さん様々です。
将来の資産を形成したい、遊ぶためのお小遣いがほしい、何となくノリで始めた、など。
共通していることは、お金を増やしたい、その一点です。
初心者の方にまずお伝えしたいのは、投資に初心者もプロも関係ない、ということです。
社会での「初心者」
車の免許を取ったばかりの人は初心者マークを付けます。
周りのドライバーは初心者マークで認識し道を譲ったり、車間距離を開けたり、運転下手でも多目に見てあげたり優しくしてもらえることがありますよね。
仕事もそうです。
新しく入社した会社では最初にみんなの前で挨拶をするとき、「右も左も分からないので、ご迷惑をかけることもあるかと思いますが、一生懸命頑張りますのでよろしくお願い致します!」などと言いますよね。
そして先輩社員に同行してもらったり指導してもらったりして学んでいきます。
社会では初心者という言葉は確かに存在し、少しミスをしても初心者だから、新人だからという理由で多目にみてもらえます。
投資での「初心者」
投資に関しては初心者だからとミスを甘く見てくれるシステムはありません。
株取引で、私は初心者でエントリータイミングを間違えたので訂正してください、なんていうことは一切通用しません。
損失が出たのでこれを少し補填してもらえますか?
もちろん無理です。
初心者向けのルールは一つも存在しないのです。
投資は確かにお金を増やすことが出来るカテゴリーです。
ですが、全員がお金を増やすことが出来るものではありません。
投資を始めた時点で超ベテランの大物投資家も、投資一日目のピヨピヨ投資家も全く同じルールで同じ土俵に立つことになるのです。
相撲がそうですよね。
体重も年齢も相撲歴も国籍も何も関係ありません。
同じルールで土俵に立ちます。
投資は同じ土俵の中に投資家が全員いるのです。
初心者だからと手加減はないです。
何故なら投資家の誰もが求める「お金」というものを取り合いしているのですからね。
「初心者」はカモ
むしろ初心者は格好のカモに見られる場合も多々あります。
金融機関の投資商品で初心者向けと言われるものほど、金融機関にとってボロ儲けのものが多いのです。
初心者マークや初心者ルールが存在しない世界で、初心者だから右も左も分からないので教えて欲しいと金融機関へ相談に行く人がいますが、金融機関の営業マンからすると取り合いになるくらいのカモですし、営業マンはそのカモからいくら収益を上げられるかしか考えてません。
それを腹黒いとか、卑怯だとか、手法が汚いとか思う人もいるでしょう。
でもお金の取り合いはそれくらいシビアで、金融の世界は他のどの業界よりも厳しい世界なのです。
こんな時皆さんならどうしますか?
ある企業の古い株券を持っている方がいます。
その方は知り合いから100万円で株を譲り受けました。
その方は株のことに無頓着です。
株券があることすら煩わしいと思っています。
その企業が成長していることは風の噂で知る程度です。
ある日その方から、もう株券を手放したいんだと相談を受けます。
100万円で手に入れたからもしアナタが200万円で買ってくれるならとても嬉しいと言われます。
話を聞いたアナタはネットで株価を検索します。
そしたらなんとその株券の価値は1000万円になっています。
でも相手はそのことを知らないし200万円で大喜びしてくれるでしょう。
そんな時アナタは相手に真実を伝えますか?
頭では相手に真実を伝えた方が良い、善人でいよう、そう考える人が多いと思います。
でも現実問題、200万で買い取ることで相手も喜ぶからwinwinは成り立ちます。
皆さんこの厳しい世の中でどうでしょうか?
株のトレーダーの方どうでしょうか?
アナタ持ち株を安く売りすぎてるよと言わないでしょう。
ラッキー、バカなやつが売値を間違えてるよ、とその株を誰よりも先に安く買うでしょう。
金融機関だけじゃないですよ、足元を見てくるのは。
車の売却も、家の購入も、同じです。
初心者だからと予習の為に知識を身に付け、学んでいくのは良いです。
でも投資に個人の資産を流入させた時点で「初心者」ということばは消え、投資家なのです。
野生の動物の世界も同じ、まだ産まれたばかりの子どもだからと肉食の動物が見逃しますか?
「初心者」という言葉は捨てて、投資家は皆、同じ土俵
この考えを持つ事を私はお伝えしたいと思います★
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