こんにちは、アリスです。今回のテーマは日本昔話です。
大人になってから日本昔話を改めて読み直すと新しい発見や学びがありました。
広い意味での裏表になるのでしょうか(笑)
今回は2つの昔話をピックアップしました。
わらしべちょうじゃ
あらすじ
昔とても貧乏な人がいました。
成功したいぜ!と観音様に願い、そこで手にした一本のわらしべを物々交換していきます。
それが最初はミカンになり、続いて反物へ、そして馬になり、最後には屋敷と財産に変わる。という物語です。
物語では物々交換として話が進んでいますが、現代で考えるとお金になりますね。
お金がこの世に生まれた理由も物々交換が不便だったからという理由でした。
この話は一見、何の価値もないように見えるわらしべを必要としている人がいるという事。
ここから価値を感じるものは人によって違う。
たった一本のわらしべを必要としている人がいたという事。
これは現代のビジネスにも言える事ですよね。
人の困りごとを解決する。するとそれはお金に変わりますよね。
わらしべちょうじゃの場合、ミカンから反物に変わった時は、反物を持っていた人はとても喉が乾いていた。
つまり困っていました。
それを解決する為にミカンをあげた。
そうすると反物に変わったというわけですね。
物語の中では反物やけど、現代ではそれがお金に変わるでしょう。
反物が馬になった時は、馬が倒れて困っている人に反物をと取り替えましょうか?と提案し、
相手は喜んで馬と交換している。これも困っている人の問題を解決していますね。
そんな感じでわらしべ長者は人の困りごとはお金になるという事が見えてくる。
ビジネスは難しく考えず、人が困っている事を解決するという事はお金に変わるという事を気づかせてもらいました。
私たちが生活している中で、「困った」を解決しているビジネスはどのようなものがあるだろうか。
考えてみるきっかけになる話ですね。
かもとりごんべえ
あらすじ
カモをとって暮らしているごんべえさんは
どうしたらカモをいっぺんにとることができるかいつも考えていました。
そして、自分の考えた方法を試します…
20羽のかもを一度に取る方法からついに100羽のかもを取る方法を考え、実際にやってみました。
するとカモが一斉に飛び立ち、空に舞い上がるごんべえさん。
カモと繋がっていたヒモが切れ、
粟畑に落とされてしまう。
ごんべえさんは粟畑で働いていたが、また欲張り一気に粟を抜こうとして今度は傘屋にとばされる。
そして傘屋で働くことになったが、傘を干しているときに突風でまたもや飛ばされてしまう。
お寺の五重塔のてっぺんにおりたごんべえさんは、小坊主さんの持っている風呂敷めがけて飛び降りるが、
そのはずみで小坊主同士の頭がぶつかり火花があがってしまう。
火花は五重塔にまで燃え移り、すっかり焼け落ちてしまった。というお話です。
かもとりごんべえの話は何でも欲張りすぎないように。と解釈される場合が多いです。
確かにそうですね。欲張らなかったら様々な悲劇は起きなかったでしょう。
私がごんべえさんをすごいな!と思うところは効率よく物事を行うことを考え、そして行動しているところ。
カモをどうやれば一度に捕まえられるのか、考え続け仮説を立てる。
さらにそれを実行に移す。
最初は20羽のカモを捕まえようとして、10羽成功した。
次は100羽へのチャレンジ。とても上昇志向のある人だなと思いました。
その100羽を一度に捕まえようとした理由がその分働かなくて済むから。
これは現代で言えばFIREの事ですよね。
ごんべえさんきっとFIRE目指していたのだと思います。
結果としてはカモに飛び立たれ、ごんべえさんも大変な目にあっていますが、
やってみなければわからないことはたくさんありますよね。
さらに、考えることができ、それを実行に移せる。
ごんべえさんの素晴らしいとこはその両方ができていることだと思います。
現代でも新しいサービスが出てきて、それに対して「こんなこと私でさえ思いついていた」という人は実際にいますよね。
それは裏を返せば私は実行に移せない人間です。と伝えているようなものですよね。
ごんべえさんは思考力と行動力を兼ね備えた人物だったのでしょう。
そこは私も見習いたいとこです。
まとめ
昔話は人生やお金にまつわる考え方がとても勉強になります。
大人になってから読んだ時では子供の時に読んだ捉えとはきっと違ってくるでしょう。
私たち大人も一度、読み返してみてはどうでしょうか。
新しい発見があるかもしれませんね。
また、お子様がいらっしゃる方は子どもとお金の話をするきっかけにもなりそうですね。
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