国旗のデザインには意味がある。

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こんにちは、アリスです。

前回の記事で、fxの通貨ペアには優先順位がある。中でもイギリスはその頂点にいるというお話をしました。

(参考記事:通貨ペアにもルールがある?FXを深堀しよう)

イギリスの次に優先順位が高いのは、オーストラリアとニュージランド。

どちらもかつてイギリスの植民地であり、親英国の証として国旗の中にユニオン・ジャックが描かれていますね。

国旗は、各国の象徴となる重要なシンボルです。使われている色、マーク、模様など、一つ一つに意味が込められているんですよ。

今回は国旗に描かれたマークや色、そこにどんな意味が込められているのか、一緒に探っていきましょう。

 

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国旗のはじまり

国旗がいつから使われているか知っていますか?

国旗のはじまりは、ヴェクシロイドと呼ばれる標識だったと言われています。

ヴェクシロイド(vexilloid)とは、ウェクシルム(Vexillum:古代ローマの正規軍の騎兵の軍旗)に -oid(~のようなもの)という接尾辞が加わった言葉で、アメリカの旗章学者ホイットニー・スミスが、現代の国旗とは区別したものとして提唱しています。

ヴェクシロイドは、かつて身分の高い人たちが長い棒に紋章を結び付け、その権力や仲間であることを知らせるために使われていました。

金属製のものや房が付いたものなど形状は様々でしたが、中国で絹が生まれたことをきっかけに布状のものが世界中に広がっていきます。

ローマ時代のヴェクシロイド

紀元前3000年。ナルメロのパレットに描かれたヴェクシロイド(カイロ美術館)

 

その目的は主に戦争でした。

騎馬戦では、王様や隊長がどこにいるのかわかるように。海上では、自国の船がどれなのかわかるように掲げられたのです。

それから「旗はそれぞれの国のしるし」という考えが根付き、20世紀のおわり頃には世界中の国が自分たちの国旗をデザインするようになりました。

今では、国家の建設物はもちろん、お子様ランチや運動会など身近なシーンで使われていますね。

 

国旗に使われるマーク

では、国旗に使われているマークをいくつか紐解いてみましょう。

十字架

これは、キリスト教ですね。

キリスト教を大切にしている国は十字架のデザインを国旗に取り入れることが多いです。

十字架には、十字とX形十字があります。実はイギリスのユニオン・ジャックもこの2つ十字架の組み合わせになっています。

星は数多くの国旗に使われていて、希望、独立、団結、革命など様々な意味が込められています。

星は、神話や星座のもとでもあり、冒険家達の道しるべでもあり、神秘的でエネルギーに満ちた象徴として使われています。

星、三日月

星と三日月は、イスラム教でよく知られているシンボルです。

イスラム教のモスクの最上部に飾られたりもしていますよね。

イスラム教がメジャーだったオスマン帝国が国旗に取り入れたことで、その結びつきが印象づけられるようになりました。

太陽

太陽も星と同じく、希望、団結、成長、豊かさ、平和などの象徴として用いられています。

太陽がなければ人間は生活をすることができないことから、もっとも原始的なシンボルとも言えるかもしれません。

ご存知の通り、日本の国旗にも使用されています。日本の天皇は、太陽の女神である天照大神の子孫とされており宗教や神話の中でも大切な存在になっています。

動物

国旗には、神話に出てくる動物や実在する動物が描かれることもあります。

勇気や強さ、団結、美しさなどを表しています。

 

今回は、国旗のはじまりと、使われているマークについて書きました。その他にも、色や模様、配置など一つ一つに意味があり、国旗はとても奥深いものです。

気になる方は、旗章学、紋章学、イコノロジー(図像解釈学)など調べてみてくださいね♪

 

参考文献:ロバート・G・フレッソン著「世界一面白い国旗の本」河出書房新社

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